专利摘要:
ガイドワイヤを大腿骨と位置合わせするためのデバイス(1)であって、部分円形の区域(4)をそれぞれ有する少なくとも2つのアーム(3)を備える表示手段(2)と、使用時にガイドワイヤを挿入するための骨の部分を位置特定するための位置合わせ手段(6)と、表示手段(2)および位置合わせ手段(6)に接続された本体(18)とを備え、表示手段(2)の少なくとも2つのアーム(3)の区域を、開いた位置から閉じた位置に移動させることができ、開いた位置では、アーム(3)の区域が、大腿骨骨頭を通り越すことができ、閉じた位置では、アーム(3)の区域が、大腿骨移植片構成要素の内径に対応する寸法を有するリングを形成するデバイス(1)。ガイドワイヤを大腿骨と位置合わせするシステムおよび方法。
公开号:JP2011510771A
申请号:JP2010545413
申请日:2009-02-09
公开日:2011-04-07
发明作者:アルミン・ブラウン;シュテファン・グロイター;ミヒャエル・ルルツ
申请人:スミス・アンド・ネフュー・オーソペディックス・ゲーエムベーハー;
IPC主号:A61B17-56
专利说明:

[0001] 本発明は、医療デバイス、特に骨に対してガイドワイヤ(例えばKワイヤ)を位置合わせするためのデバイスに関する。また、本発明は、ガイドワイヤを位置合わせして骨内に挿入する方法に関する。]
背景技術

[0002] 全人工股関節置換は、特に活発な患者では、過度の摩耗により早期に故障することがある。したがって、金属軸受上で金属を使用する股関節表面再建がますます多く使用されており、良好な結果を示している。表面再建は、患者の天然の大腿骨頚部、および大腿骨骨頭の部分を保存する。したがって、天然の骨の完全性および強度を保つには、移植片構成要素の正確な位置決めが不可欠である。メタルオンメタル(metal-on-metal)表面再建が故障することはめったにないが、そのような故障は、主に大腿骨頚部の骨折または大腿骨構成要素の緩みによるものであり、これは、大腿骨頚部の陥凹または大腿骨構成要素の不正確な角度的位置決めを伴う劣悪な外科技法が原因であることがある。]
[0003] 表面再建手術中、大腿骨の準備は、ガイドワイヤを位置決めし、大腿骨骨頭を通して頚部内に穴を開けることから始まる。ガイドワイヤ位置は、それが患者の大腿骨に対する大腿骨構成要素の位置および角度を決定するので重要である。明らかに、外科医が最初の試行で正しくガイドワイヤを位置決めすることができることが最善である。ガイドワイヤが挿入されると、その位置は、大腿骨頚部の周りでスタイラスを回転させることによって検証されることがあり、適切な骨頭構成要素のサイズが識別される。次いで、穴のサイズを増大するために、カニューレ状ドリルを用いてガイドワイヤがオーバードリルされる。次いで、ガイドロッドが穴内に挿入され、それを使用して回転円筒形カッターを案内して、大腿骨骨頭を円筒形に形作る。これは、円筒形カッターの不正確な位置決めまたはオーバーセーリング(over sailing)により大腿骨頚部の陥凹が生じることがある手術処置中の段階である。次いで、面カッターを使用して、望ましくない骨を切除する。ガイドロッドを使用して回転面取りカッターを案内して、円筒形の近位端を面取りする。この処置は、移植片構成要素が骨に正確に嵌合することを保証する。]
[0004] 大腿骨骨頭は、関節炎の発生により様々な度合いで常に変形しているので、ガイドワイヤを配置するときに位置決め基準として使用することができない。使用される好ましい基準は、大腿骨頚部である。なぜなら、大腿骨頚部は陥凹を回避しなければならない場所であるからであり、しかし骨棘によりやはり一部変形していることがある。]
[0005] 大腿骨頚部の陥凹、および大腿骨骨頭に比べて小さい頚部のサイズを懸念して、ガイドワイヤ、したがって大腿骨移植片ステムに関する最良の位置は大腿骨頚部の正確な中心であるということが一般に受け入れられている。これは、頚部断面が円形でないので決定が難しいことが多い。]
[0006] 頚部内でガイドワイヤが中心に配置されることに加えて、異なる平面内で記述される大腿骨に対する大腿骨移植片軸線の2つの重要な角度が存在する。前頭X線で前頭面(または冠状面)で観察して、内反/外反角度は、大腿骨の骨幹と移植片軸線との間の角度である。適切な角度は、いくぶんは患者に特有のものであるが、一般に135〜145度の範囲内である。天然の大腿骨頚部の軸線は、より内反(またはより水平)であり、しかも大腿骨の骨幹に向かって外方向に先細りしているので判断が難しい。したがって、移植片軸線に関する適切な角度として天然の頚部の角度を基準とすることは誤りである。移植片の過度の内反位置決めは、大腿骨頚部の骨折および大腿骨構成要素の緩みをもたらす(陥凹に次いで)2番目に大きな寄与因子であると考えられる。]
[0007] 水平(または横方向)平面で観察して、傾斜角度は、大腿骨の骨幹に対する移植片軸線の前方または後方への角度付けである。これは、一般にX線では明瞭でないが、大腿骨頚部の下側を観察することによって術中に判断することができる。適切な角度は、やはり患者に特有のものであるが、一般には15〜25度の範囲内である。この場合、外科医は、一般に、移植片軸線を患者の天然の前傾角度と位置合わせすることを試みる。]
[0008] 大腿骨頚部の陥凹を伴わずに適切な内反/外反および傾斜/前傾を有して移植された表面再建骨頭は手術成功の可能性が高いということが一般に受け入れられている。しかし、特に最小侵襲性手術の制限により、この目標は実現がより難しくなる。股関節表面再建において最小侵襲性手術に向かう趨勢が強まっており、これは、大腿骨骨頭および頚部の露出量、アクセス性、および可視性を低減する。アクセス性および可視性の低減により、外科医が誤差を検出して自分で判断して修正することがより難しい。したがって、外科手術設備の有効性に依存している。]
[0009] ガイドワイヤ、したがって大腿骨移植片構成要素の位置決めを容易にするために、いくつかのデバイスがある。初期のデバイスは、角度位置を決定する助けとなるように外側大腿骨にあるピンと、陥凹を避けるために頚部の周りで回転するプローブとを使用していた。外側大腿骨にあるピンの必要性は、そのようなデバイスが最小侵襲性手術には適さないことを意味する。なぜなら、ピンを側方に挿入するのにアクセス性が不十分であるからである。]
[0010] より最近のデバイスは、最小侵襲性手術に向かう傾向がある。これらのデバイスは、3つのカテゴリー、すなわち調節可能プラットフォームタイプ、クランプタイプ、およびリングタイプのデバイスに分かれる傾向がある。]
[0011] 調節可能プラットフォームタイプのデバイスは、ドリルガイドと、プラットフォームとを備え、プラットフォームは、大腿骨骨頭に固定され、プラットフォームから、位置および角度に対する調節が行われて、回転スタイラスによって検証される。そのようなデバイスは、安定なプラットフォームを提供するが、外科医が内反/外反と傾斜角度を同時に判断して固定しなければならないという欠点を有する。]
[0012] クランプタイプのデバイスは、ドリルガイドと、大腿骨頚部に取り付けられる対向するジョーとを備える。クランプタイプのデバイスに関わる一般的な問題は、それらが天然の大腿骨頚部角度に従う傾向があることであり、これは、既に述べたように、大腿骨移植片軸線に関する正しい角度ではない。これを克服するための試みは、対称的なジョークランプをオフセット型ジョークランプで置き換えることによって行われている。ジョーをオフセットさせることにより、デバイスを、天然の頚部に対してより内反の角度で配置させることができるようになる。しかし、オフセット型ジョークランプは、本来的に、ジョーが互いに直接対向しないので不安定である。したがって、クランプとしてあまり効果的でない。]
[0013] 特に内反/外反と傾斜角度が2つの異なる解剖学的平面内で判断されることを考慮すると、上述したタイプのデバイスではどちらも、外科医がこれらの角度を同時に決定するのは難しい作業である。]
[0014] 既知のリングタイプのデバイスは、ドリルガイドと、部分的なリングまたは完全なリングとを備え、リングが大腿骨頚部の周りに配置され、リングの直径が大腿骨移植片構成要素の内径に対応する。さらに、既存のリングタイプのデバイスは、外科医が、大腿骨頚部の側部からデバイスを操作することを必要とし、これは外科手術が最小侵襲性でないことを意味する。さらに、これらのデバイスは、大腿骨頚部に取り付けられないので、クランプタイプのデバイスほど安定でない。さらに、そのようなデバイスを使用するときにもやはり、外科医が内反/外反と傾斜角度を同時に判断して固定しなければならない。したがって、クランプタイプデバイスで直面する問題と同様の問題がある。]
発明が解決しようとする課題

[0015] したがって、本発明は、ガイドワイヤ配置の精度を最高にして、最終的な大腿骨構成要素の位置決めを最適化することを狙いとする。また、本発明は、最小侵襲性手術で使用するのに適したガイドワイヤ配置デバイスを提供することを狙いとする。]
課題を解決するための手段

[0016] 本発明の第1の態様によれば、ガイドワイヤを大腿骨と位置合わせするためのデバイスであって、
部分円形である区域をそれぞれ有する少なくとも2つのアームを備える表示手段と、
使用時にガイドワイヤを挿入するための骨の部分を位置特定するための位置合わせ手段と、
表示手段および位置合わせ手段に接続された本体とを備え、
表示手段の少なくとも2つのアームの区域を、開いた位置から閉じた位置に移動させることができ、開いた位置では、アームの区域が、大腿骨骨頭を通り越すことができ、閉じた位置では、アームの区域が、大腿骨移植片構成要素の内径に対応する寸法を有するリングを形成するデバイスが提供される。]
[0017] 本発明の1つの利点は、ガイドワイヤ配置の精度を高めることである。したがって、最終的な大腿骨構成要素の位置決めが最適化され、メタルオンメタル表面再建の故障を、なくしはしないとしても大幅に減少する。さらに、これは、側方または後方ターゲットピンを必要とせず、したがって、小さい切開を通して操作することができるので、最小侵襲性手術に適している。]
[0018] 本発明の別の利点は、表示手段のアームの区域が、上から下に大腿骨骨頭を通り越すことができ、それにより最小侵襲性手術を可能にすることである。対照的に、既知のデバイスは、そのような上から下へのアクセスを可能にしない。既知のデバイスは、大腿骨頚部からのアクセスを必要とし、かつ/または外科医が大腿骨頚部の側部からデバイスを操作することを必要とする。したがって、そのような既知のデバイスは、かなり大きな切開を必要とし、それらのデバイスは最小侵襲性手術には不適切なものになる。]
[0019] 本発明の別の利点は、表示手段により、特定の大腿骨移植片、したがって対応するスリーブカッターが手術に適しているか、または最適であるかについての視覚表示が外科医に与えられることである。]
[0020] 閉じた位置では、アームの区域がリングを形成し、このリングは、25mm〜80mmの範囲内の大腿骨移植片構成要素の内径に対応する寸法を有することがある。対応する内径は、30〜70mmの範囲内でもよい。この内径は、30〜60mmの範囲内でもよい。この内径は、30〜50mmの範囲内でもよい。この内径は、30〜45mmの範囲内でもよい。この内径は、35〜45mmの範囲内でもよい。]
[0021] 表示手段のアームの近位端が、閉じた位置と開いた位置との間でのアームの移動を可能にする機構を介して本体に接続されることがある。]
[0022] 本発明の好ましい実施形態によれば、この機構は、使用者が片手でデバイスを操作できるように構成される。]
[0023] この機構は、歯車およびレバーギアラックアセンブリでよい。この機構は、特定の位置でアセンブリを係止するために係止ナットを備えることがある。係止ナットは、完全に開く、部分的に開く、または係止されることがある。これは、係止ナットが、部分的に開いたときに制動機構として機能することができ、精密調節を可能にするという利点を有する。]
[0024] この機構は、自動係止機構でもよい。自動係止機構は、アームを係止解除するための解放手段を有するラチェット機構でよい。]
[0025] この機構は、アームを互いに離れるように偏倚させるための弾性手段を備えることがある。弾性手段は、ばねでよい。]
[0026] 表示手段は、2つ、3つ、4つ、5つなどのアームを有することがある。好ましくは、表示手段は2つのアームを有する。]
[0027] 本発明の好ましい実施形態によれば、2つのアームの区域が半円形である。そのような実施形態では、これらの区域が、閉じられたときに完全なリングを形成する。部分リングしか有さない既存のデバイスと比較すると、これは、外科医が、大腿骨頚部の周りの全ての点で最終的な移植片の寸法を視覚的に把握することができるという利点を有する。]
[0028] 表示手段の区域は、少なくとも2つのアームに可逆に接続されることがある。表示手段の区域は、少なくとも2つのアームに機械的に取り付けられることがある。表示手段の区域は、少なくとも2つのアームに磁気的に取り付けられることがある。]
[0029] 表示手段は、本体に可逆に接続されることがある。]
[0030] 位置合わせ手段は、本体に可逆に接続されることがある。]
[0031] 位置合わせ手段は、使用時にガイドワイヤを受け入れることがある。]
[0032] 位置合わせ手段は、ドリルガイドを備えることがある。]
[0033] 本発明のいくつかの実施形態によるデバイスは、さらに、固定手段も備えることがある。固定手段は、少なくとも1つの引込め可能なスパイクを備えることがある。固定手段は、引込め可能なスパイク管を備えることがある。]
[0034] 固定手段は、リーマドーム形状のドリルガイドを備えることがある。これにより、外科医は、大腿骨骨頭に対する大腿骨リーマの寸法を視覚的に把握することができるようになる。]
[0035] 固定手段は、位置合わせ手段の一部であってよい。固定手段は、ドリルガイドを備えることがある。]
[0036] 使用時、固定手段が大腿骨骨頭と係合し、それによりデバイスの安定性を改善する。]
[0037] 本発明のいくつかの実施形態によれば、デバイスは、さらに、本体に接続された第2の位置合わせ手段を備える。]
[0038] 第2の位置合わせ手段は、本体に可逆に接続されることがある。]
[0039] 第2の位置合わせ手段は、本体の異なる部分に可逆に接続されることがある。第2の位置合わせ手段は、本体にある複数の接続点に可逆に接続されることがある。第2の位置合わせ手段は、本体にある2つ、3つ、4つ、5つなどの接続点に可逆に接続されることがある。]
[0040] 第2の位置合わせ手段は、本体にある4つの接続点に可逆に接続されることがあり、各接続点が互いに対して90度で位置されている。]
[0041] 第2の位置合わせ手段は、使用時にガイドワイヤを受け入れることがある。]
[0042] 第2の位置合わせ手段は、ドリルガイドを備えることがある。]
[0043] 第2の位置合わせ手段を有する利点は、この位置合わせ手段より、外科医が、ある範囲の位置でガイドワイヤを位置決めできるようになることである。外科医は、デバイスの主要な本体を操作することができ(例えば本体をその主軸線の周りで回転させることによって、かつ/または本体を傾けることによって)、またそれとは独立して、外科医が完全な角度範囲を扱えるようにする第2の位置合わせ手段を操作することができる。これにより、外科医は、大腿骨骨頭/頚部のセットアップ面をデバイスのセットアップ面と視覚的に比較できるようになる。したがって、本発明は、外科医が内反/外反と傾斜角度を同時に判断しなければならないという従来技術の問題を克服する。]
[0044] デバイスは、表示手段のアームの区域を近位方向に偏倚させる弾性手段をさらに備えることがある。使用時、アームの区域が、大腿骨骨頭/頚部接合部と係合する。したがって、これらの区域は、適切な移植片サイズを決定するのに最適な位置に位置決めされる。大腿骨骨頭/頚部接合部とのそのような係合はまた、デバイスを安定化させ、デバイスを大腿骨に対して定位置に保持する。]
[0045] 弾性手段は、第1の位置合わせ手段内に配設されることがある。例えば、位置合わせ手段は、ばね負荷された引込め可能なスパイク管の形での固定手段を備えることがある。]
[0046] デバイスは、さらに、コンピュータ支援手術(CAS)で使用するための少なくとも1つの基準点を備えることがある。少なくとも1つの基準点は、デバイスの適切な部分に可逆に取り付けられることがある。]
[0047] デバイスは、手術環境に適した任意の材料からなることがある。デバイスは、金属からなることがある。金属は、ステンレス鋼でよい。金属は、チタンでもよい。デバイスは、金属合金からなることもある。]
[0048] デバイスは、プラスチック材料からなることもある。デバイスは、高密度ポリマーからなることもある。]
[0049] デバイスは、金属、金属合金、およびプラスチック材料からなる群から選択される材料の組合せからなることもある。]
[0050] 本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様によるデバイスと、ある範囲の大腿骨移植片構成要素の内径に対応する寸法を有する複数の区域とを備えるシステムが提供される。]
[0051] 本発明の第3の態様によれば、ガイドワイヤを大腿骨と位置合わせする方法であって、
本発明の第1の態様によるデバイスと、動力源とを提供する段階と、
アームの区域が大腿骨骨頭を通り越すことができるように、表示手段の少なくとも2つのアームの区域を開く段階と、
大腿骨骨頭を越えるようにアームの区域を進める段階と、
大腿骨移植片構成要素の内径を示すリングを形成するように、アームの区域を閉じる段階と、
ガイドワイヤを挿入するための骨の部分に位置合わせ手段が位置するようにデバイスを移動させる段階と、
動力源を使用して、ガイドワイヤを骨に挿入する段階とを含む方法が提供される。]
[0052] 本発明の第4の態様によれば、ガイドワイヤを大腿骨と位置合わせする方法であって、
本発明の第2の態様によるシステムと、動力源とを提供する段階と、
所望の大腿骨移植片構成要素の内径に対応する寸法を有する複数の区域から少なくとも2つの区域を選択する段階と、
少なくとも2つの区域を少なくとも2つのアームに取り付ける段階と、
アームの区域が大腿骨骨頭を通り越すことができるように、表示手段の少なくとも2つのアームの区域を開く段階と、
大腿骨骨頭を越えるようにアームの区域を進める段階と、
大腿骨移植片構成要素の内径を示すリングを形成するように、アームの区域を閉じる段階と、
ガイドワイヤを挿入するための骨の部分に位置合わせ手段が位置するようにデバイスを移動させる段階と、
動力源を使用してガイドワイヤを骨に挿入する段階とを含む方法が提供される。]
[0053] 動力源は回転動力源でよい。動力源はドリルでよい。]
[0054] 以下、例として添付図面を参照する。]
図面の簡単な説明

[0055] 本発明の一実施形態によるデバイスの等角図である。
図1に示されるデバイスの分解図である。
大腿骨での使用時の図1に示されるデバイスの側面図である。]
実施例

[0056] 図1および図2に示されるように、デバイス1は、部分円形の区域4をそれぞれ有する2つのアーム3を備える表示手段2を備える。図示される実施形態では、区域4は、ハーフリングの形状である。各アーム3は、それぞれのレバーギアラック5(図2参照)に取り付けられ、レバーギアラック5は以下にさらに詳細に説明する。]
[0057] また、デバイス1は、使用時にガイドワイヤ(図示せず)を挿入するための骨の部分を位置特定するための位置合わせ手段6も備える。位置合わせ手段6は、引込め可能なスパイク管7の形での固定手段7を備える。管7は、使用時にガイドワイヤ(図示せず)を受け入れるための管路8を有する。管7は、使用時に安定性を提供するために、大腿骨骨頭と係合するための複数のスパイク9(図示される実施形態では4つのスパイク)を有する。また、位置合わせ手段6は、使用時にレバーギアラック5(図2参照)と係合する歯車10を備える。シャフト11が、歯車10をノブ12に接続する。使用者は、ノブ12を回転させ、それにより歯車10を回転させ、歯車10は、レバーギアラック5を駆動させる。図1および図2から理解することができるように、時計方向でのノブ12の回転により、アーム3は、ハーフリング4が完全なリングを成すまで共に移動する。反時計方向でのノブ12の回転により、アーム3は互いに離れるように移動する。ノブ12に隣接して配設された係止ナット13が、選択された位置でアーム3を係止する。]
[0058] 位置合わせ手段6は、ばね14の形での弾性手段を備え、ばね14は、係止ナット15およびノブ16によって定位置に保持される。ばね14は、係止ナット13を遠位方向に偏倚させ、それにより係止ナット13がノブ12に係合する。]
[0059] 位置合わせ手段6は、引込め可能なスパイク管7を遠位方向に偏倚させるばね17を備え、それにより、使用時にアーム3の区域4が大腿骨骨頭(図3参照)の下側に当接するように引かれ、それにより大腿骨骨頭に対してデバイスを安定させる。]
[0060] 管路8は、図2および図3に示されるように、位置合わせ手段6の全長に延びる。使用時、外科医は、ノブ16の開口を介して管路8内にガイドワイヤ(図示せず)を挿入する。]
[0061] 表示手段2および位置合わせ手段6は、本体18に接続される。本体18は、それぞれのレバーギアラック5を受け入れる2つのチャネル19を備える。レバーギアラック5は、歯車10によって駆動されるときに、チャネル19内部で摺動する。また、本体18は、外科医がデバイス1を操作できるようにする2つのフィンガグリップ20を備える。]
[0062] デバイス1は、本体18の様々な部分に可逆に接続可能な第2の位置合わせ手段21を備える。図3に示されるように、位置合わせ手段21を、本体18での4つの接続点22に可逆に接続することができ、各接続点は互いに関して90度で位置される。第2の位置合わせ手段21は、使用時にガイドワイヤ(図示せず)を受け入れるための少なくとも1つの管路23を有する。図1〜図3に示される実施形態では、第2の位置合わせ手段21が、2つの管路23を有する。管路は、異なる直径を有するガイドワイヤに対応する異なる直径を有する。例えば、管路は、2.4mmまたは3.2mmのKワイヤを受け入れることができる。]
[0063] 使用していないとき、引込め可能なスパイク管7が十分に引き込められた状態で、ノブ16の近位端とアーム3の遠位端との間の距離は140〜200mmの範囲内でよい。この距離は140〜180mmの範囲内でもよい。この距離は150〜180mmの範囲内でもよい。この距離は150〜170mmの範囲内でもよい。]
[0064] 本体18は、60〜120mmの範囲内の長さを有することがある。この長さは60〜100mmの範囲内でもよい。この長さは70〜100mmの範囲内でもよい。この長さは70〜90mmの範囲内でもよい。]
[0065] 図1〜図3に示される実施形態では、各アーム3は、偏平なV字形を有し、頂点が、アームの近位端よりも遠位端の近くに配設される。各アーム3の近位端と遠位端の間の直線で測定した距離は40〜100mmの範囲内でよい。この距離は40〜90mmの範囲内でもよい。この距離は40〜80mmの範囲内でもよい。この距離は50〜80mmの範囲内でもよい。この距離は50〜70mmの範囲内でもよい。]
[0066] アーム3が、それらの完全に開いた位置にあるとき、各アームの頂点間で測定される距離は70〜140mmの範囲内でよい。この距離は80〜130mmの範囲内でもよい。この距離は90〜120mmの範囲内でもよい。この距離は100〜120mmの範囲内でもよい。]
[0067] アーム3の区域4が、それらの完全に閉じた位置にあるとき、これらの区域によって形成されるリングの内径は25〜80mmの範囲内でよい。]
[0068] デバイス1は、以下のように操作される。デバイス1は、大腿部骨頭24の上で、本体18を片手で保持されることがある。正確にサイズ設定された1組の区域4がアーム3に取り付けられる。ノブ12を反時計方向に回転させることによって、アーム3が外方向に移動して、区域4間の開口を拡大する。次いで、引込め可能なスパイク管7が、大腿骨骨頭24の上にほぼ中心に位置決めされる。本体18が大腿部骨頭24に向けて押され、ノブ12を時計方向に回転させることによって、アーム3が中心軸に向かって内方向に移動し、最終的には、アーム3が、大腿骨頚部25を取り囲む完全なリングを形成する。アーム3および区域4の位置の固定は、係止ナット13を時計方向に回転させることによって行われる。ここで、外科医は、本体18に対する圧力を解放することができる。ばね負荷された引込め可能なスパイク管7が、大腿骨に対するデバイス1の位置を維持する。区域4によって形成される内径は、穴を広げられる大腿骨骨頭24の最終直径に対応し、したがって大腿骨リーマの出口位置を示す。区域4の外径は、選択される特定の大腿骨移植片の外径と同一である。ノブ16を引き戻すことによって、ばね負荷された引込め可能なスパイク管7が解放され、ガイドワイヤ(Kワイヤ)用の理想的な軸線および出口点を実現するために大腿骨骨頭24に自由に位置決めすることができる。外科医は、引込め可能なスパイク管7の中心軸線周りでデバイス1を回転させることができる。また、外科医は、デバイス1を傾けることもできる。]
[0069] 最適な位置の特定を支援するために、上述したようにデバイスの主要本体を位置決めすることに加えて、追加の位置合わせ手段21が、90°の角度で設けられた本体18の4つの辺に取り付けられることがある。これにより、外科医は、大腿骨骨頭24/頚部25のセットアップ面を、デバイス1のセットアップ面と視覚的に比較することができるようになる。デバイス1の最終的な位置が決定されると、引込め可能なスパイク管7内の管路8を通してガイドワイヤを配置することができる。]
[0070] デバイス1を取り外すために、本体18が大腿骨骨頭24に向けて再び押圧され、係止ナット13が反時計方向に回転されてノブ12を解放し、アーム3および区域4を開く。次いで、デバイスを大腿骨骨頭24から取り外すことができる。]
[0071] アーム3を移動させるための機構が、位置合わせ手段と同軸のノブ12によって制御されることにより、外科医は、最小のアクセス性でデバイスを操作することができ、したがって外傷を大幅に減少することができる。]
[0072] したがって、図1〜3に示されるデバイスの別の利点は、デバイスを片手で使用することができることであり、外科医は処置中に片手が空いている。]
[0073] 1デバイス
2 表示手段
3アーム
4部分円形の区域
5レバーギアラック
6 位置合わせ手段
7引込め可能なスパイク管、固定手段
8管路
9スパイク
10歯車
11シャフト
12ノブ
13係止ナット
14 ばね
15 係止ナット
16 ノブ
18 本体
19チャネル
20フィンガグリップ
21 第2の位置合わせ手段
24大腿部骨頭]
权利要求:

請求項1
ガイドワイヤを大腿骨と位置合わせするためのデバイスであって、部分円形である区域をそれぞれ有する少なくとも2つのアームを備える表示手段と、使用時にガイドワイヤを挿入するための骨の部分を位置特定するための位置合わせ手段と、前記表示手段および前記位置合わせ手段に接続された本体とを備え、前記表示手段の前記少なくとも2つのアームの前記区域を、開いた位置から閉じた位置に移動させることができ、前記開いた位置では、前記アームの前記区域が、大腿骨骨頭を通り越すことができ、前記閉じた位置では、前記アームの前記区域が、大腿骨移植片構成要素の内径に対応する寸法を有するリングを形成するデバイス。
請求項2
前記表示手段の前記アームの近位端が、閉じた位置と開いた位置の間での前記アームの移動を可能にする機構を介して本体に接続される請求項1に記載のデバイス。
請求項3
前記機構が、使用者が片手で前記デバイスを操作できるように構成される請求項2に記載のデバイス。
請求項4
前記機構が、歯車およびレバーギアラックアセンブリでよい請求項2または3に記載のデバイス。
請求項5
前記機構が、特定の位置で前記表示手段を係止するための係止機構を備える請求項2から4のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項6
前記機構が、前記アームを互いに離れるように偏倚させるための弾性手段を備える請求項2から5のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項7
前記弾性手段がばねである請求項6に記載のデバイス。
請求項8
前記表示手段の前記区域が、前記少なくとも2つのアームに可逆に接続される請求項1から7のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項9
前記表示手段の前記区域が、前記少なくとも2つのアームに磁気的に取り付けられる請求項8に記載のデバイス。
請求項10
前記表示手段が2つのアームを備える請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項11
前記2つのアームの前記区域が半円形である請求項10に記載のデバイス。
請求項12
前記表示手段が、前記本体に可逆に接続される請求項1から11のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項13
前記位置合わせ手段が、前記本体に可逆に接続される請求項1から12のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項14
前記位置合わせ手段が、使用時にガイドワイヤを受け入れる請求項1から13のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項15
前記位置合わせ手段が、ドリルガイドを備える請求項1から14のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項16
固定手段を備える請求項1から15のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項17
前記固定手段が、位置合わせ手段の一部である請求項16に記載のデバイス。
請求項18
前記固定手段が、引込め可能なスパイク管を備える請求項16に記載のデバイス。
請求項19
前記固定手段が、ドリルガイドを備える請求項16から18のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項20
前記固定手段が、リーマドーム形状のドリルガイドを備える請求項19に記載のデバイス。
請求項21
前記本体に接続された第2の位置合わせ手段を備える請求項1から20のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項22
前記第2の位置合わせ手段が、前記本体に可逆に接続される請求項21に記載のデバイス。
請求項23
前記第2の位置合わせ手段が、前記本体での4つの接続点に可逆に接続され、各接続点が互いに関して90度で設けられる請求項22に記載のデバイス。
請求項24
前記第2の位置合わせ手段が、使用時にガイドワイヤを受け入れる請求項21から23のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項25
前記表示手段の前記アームの前記区域を近位方向に偏倚させる弾性手段を備える請求項1から24のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項26
前記弾性手段が、前記第1の位置合わせ手段内に配設される請求項25に記載のデバイス。
請求項27
前記弾性手段が、前記引込め可能なスパイク管内に配設される、請求項18に従属したときの請求項26に記載のデバイス。
請求項28
前記弾性手段がばねである請求項25から27のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項29
コンピュータ支援手術で使用するための少なくとも1つの基準点を備える請求項1から28のいずれか一項に記載のデバイス。
請求項30
前記少なくとも1つの基準点が、前記デバイスに可逆に取り付けられる請求項29に記載のデバイス。
請求項31
請求項1から30のいずれか一項に記載のデバイスと、ある範囲の大腿骨移植片構成要素の内径に対応する寸法を有する複数の区域とを備えるシステム。
請求項32
ガイドワイヤを大腿骨と位置合わせする方法であって、請求項1から30のいずれか一項に記載のデバイスと、動力源とを提供する段階と、アームの区域が大腿骨骨頭を通り越すことができるように、表示手段の少なくとも2つのアームの区域を開く段階と、大腿骨骨頭を越えるように前記アームの区域を進める段階と、大腿骨移植片構成要素の内径を示すリングを形成するように、前記アームの区域を閉じる段階と、前記ガイドワイヤを挿入するための骨の部分に位置合わせ手段が位置するように前記デバイスを移動させる段階と、前記動力源を使用して前記ガイドワイヤを前記骨に挿入する段階とを含む方法。
請求項33
ガイドワイヤを大腿骨と位置合わせする方法であって、請求項31に記載のシステムと、動力源とを提供する段階と、所望の大腿骨移植片構成要素の内径に対応する寸法を有する複数の区域から少なくとも2つの区域を選択する段階と、前記少なくとも2つの区域を少なくとも2つのアームに取り付ける段階と、アームの区域が大腿骨骨頭を通り越すことができるように、表示手段の少なくとも2つのアームの区域を開く段階と、大腿骨骨頭を越えるように前記アームの区域を進める段階と、大腿骨移植片構成要素の内径を示すリングを形成するように、前記アームの区域を閉じる段階と、前記ガイドワイヤを挿入するための骨の部分に位置合わせ手段が位置するように前記デバイスを移動させる段階と、前記動力源を使用して前記ガイドワイヤを前記骨に挿入する段階とを含む方法。
請求項34
前記動力源が回転動力源である請求項32または33に記載の方法。
請求項35
前記動力源がドリルである請求項34に記載の方法。
請求項36
図面を参照して明細書で実質的に前述したデバイス。
請求項37
図面を参照して明細書で実質的に前述したシステム。
請求項38
図面を参照して明細書で実質的に前述した方法。
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同族专利:
公开号 | 公开日
US20110077650A1|2011-03-31|
EP2280655A1|2011-02-09|
WO2009098086A1|2009-08-13|
CN101969865A|2011-02-09|
AU2009211548A1|2009-08-13|
CA2713671A1|2009-08-13|
GB0802402D0|2008-03-12|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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